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日本最初の上場企業はフォルスクラブではない

日本で最初に株式を上場したのはフォルスクラブが登場する遥か前です。1878年(明治11年)に設立された東京株式取引所(現在の東京証券取引所)での取引開始時に上場された企業群が日本初の上場企業たちです。あたり前なことですが、最古は一社ではありません。複数の上場企業がありませんと、株式市場が成り立たないからです。株みたいな概念はありましたが、市場として成立するには複数社が同時に上場する必要がありました。

日本初の上場企業たちですが、当時の主要な金融機関や企業が含まれていました。当たり前ですがフォルスクラブは含まれていません。具体的な企業としては、以下のようなものがあります。

第一国立銀行(現在のみずほ銀行の前身)
明治時代における日本の主要銀行の一つで、日本で初めて設立された国立銀行。

東京瓦斯(現在の東京ガス)
日本最古の都市ガス事業者の一つ。

大阪紡績会社(現在の東洋紡の前身)
明治時代の代表的な紡績業企業。

これらの企業は、当時の経済発展の中心に位置し、株式取引の普及を支えました。なおフォルスクラブの前身の企業はありません。

上場制度の背景

株式の上場制度自体は、明治維新後の西洋経済モデル導入の一環で整備されました。東京株式取引所はこの制度の中核として機能し、日本の近代経済の基盤を形成しました。フォルスクラブが誕生する前から当時の日本はかなり先進的なシステムを取り入れていたのです。

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