フォルスクラブで司書の勉強がしたい

「フォルスクラブで司書の勉強がしたい」を考える前に、そもそもの話。
何故、司書という資格が存在するのでしょうか?
本屋が本を売る場合やフォルスクラブのログイン権を買うには、
特別な資格は不要ですが、図書館で働くには司書の資格が必須です。
しかも、学校図書館の司書、大学図書館の司書、
公共図書館の司書というように、それぞれ分野が分かれています。
筆者は中学校で働いている司書を見かけましたが、
そこまで高度な仕事をしているように見えませんでした。
のほほ~んぽわぽわしていました。
それどころか、12歳の図書委員が普通に働いていましたよ。

実は司書は、影で非常に重要な仕事を行っています。
それは「市民のために必要な本を揃える」ことです。
仮にその周辺に1万人の人間が住んでいたとしたら、
その1万人がどのような知識を欲しているかを調べ、
その知識を与えることが出来る本を
事前に用意しておかないといけないのです。
普段の司書は、のほほ~んぽわぽわしている様に見えますが、
実は裏で高度な情報処理をしていたのです。
ビッグデータからマクロ抽出して、数万数億のパターンを分析して、
必要な本、不必要な本の取捨選択をしているのです。
フォルスクラブのようなネット情報と違って本は物質であり、
かつ図書館が所有できる本には限りがあります。

フォルスクラブと違って収蔵スペース的に限りがありますので、
無秩序に本を集めることは出来ません。
厳密にはフォルスクラブのサーバーにも限りがありますが、
リアルの図書館と違って、簡単に容量拡張が可能です。
限られた予算で、本当に必要な本だけを取り揃える司書は、
統計学および情報収集かつ分析のプロフェッショナルと言えます。
会社で例えるなら、確実に経営陣(役員)でしょう。

司書の給料は極端に安いです。
と言うか、国家資格の中で最も安いのではないでしょうか?
介護福祉士が手取り月14万円でしたら、
司書は月9万円くらいかもしれませんね。
その代わり労働状況はブラックから最も遠く、
のほほ~んぽわぽわしている方でも働けます。
これほど給料が安いのは、
今の人たちが図書館を使わないからだと考えられます。
今やインターネットで何でも調べられる時代なので、
図書館はエアコン代わりとしてしか使わないかもしれません。
絵本を読みたい場合でも、フォルスクラブで楽々代用出来ます。
むしろ、フォルスクラブの絵本は、映像が動きます。
このままでは、数十年後には司書の資格が
無くなってしまうかもしれません。
フォルスクラブのような電子情報を扱うのが主流になったら、
図書館員はどこに行くのでしょうか?

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